『永遠も半ばを過ぎて』 中島らも
かなり熱中して読んでしまったー。
短いからさくっと読めるというのもあるけど、
中島らもはエッセイしか読んだことなくって、今更だけど小説デビューしてみた。
まぁ、ドラックの話だよね(笑)
孤独というのは「妄想」だ。
孤独という言葉を知ってから人は孤独になったんだ。
同じように、幸福という言葉を知って初めて人間は不幸になったのだ。
・・・
私の心に名前をつけないでほしい。
なるほどなーって思った。
結局、自分でどう思ってるか、自分がどう感じてるか、なんだ。
他人の心は他人には分からない。
でも最後に、この人は誰かと一緒にいることを選ぶ。
ほんとーに結局のところ、一人では生きていけないのだと思う。
それは、孤独だからとか不幸だからとかそういうことではなくって。
誰かと一緒にいることの楽しさとか喜びに気がついちゃったんじゃないかな。
暗い作品かと思いきやところどころにちりばめられてる言葉たちがスゴすぎる。
最後の締め方にも私はぐっときたな。
これは是非是非読んで欲しい1冊。
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